コミュ障でも職歴・学歴なし50代で頑張るには? 正社員でも派遣、アルバイトでも面接対策は同じ!

2019年7月6日

工場製造業求人サイト【e仕事】

アルバイトでも、正社員でも、派遣でも、だいたい面接がありますよね。そこで合格なら採用! みたいな感じですよね。

私はアルバイトの面接を9回連続で落ちたことがあるので、面接が大嫌いです。就活ではもっと落ちました。面接で合格をくれたのは派遣会社でした。そんなわけで私は派遣会社で働くことになりました……。

でもそんな面接を乗り超えないと仕事にありつけないわけですよね。もっと言うと無職ですよね。それは困る……という人も多いと思います。

失われた20年に若者だった人たち、特に就職氷河期の方の中には、面接で落とされてきたけど派遣でここまでやってきた! っていう人も多いですよね。私のいた派遣会社でも50代の方たちがある程度はいました。

でも50代になると、派遣でも仕事を紹介されなかったり、断られることがありますよね。

派遣会社の営業もやったことがある私も、年齢を理由に顧客から断られるケースを何度も見てきました。

では、顧客は派遣のどこを見て受け入れるか受け入れないかを決めているのでしょうか。そして私たちはどうすればいいのでしょうか。

1位はやっぱりコミュ力! そこは正社員でも転職でも変わらない!

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日本人材ニュースによると

派遣社員に求めるスキルは、コミュニケーションスキルや協調性などの「対人スキル」が、最も多い20%の回答を集めた。


日本人材ニュース | 派遣先担当者の5割超は、“派遣社員の評価は難しい“ 2017年5月24日

ということだそうです。なんだかありきたりな感じがしますね。それだけコミュニケーションがどこでも重視されるということなのでしょう。

新卒採用でも中途の転職でもコミュニケーションスキルは重視されています。

私がいつも面接で落とされるのはコミュ障だから、といわれると納得します。

「コミュ障だから採用しない!」と言われても困りますよね。私もそれでいつも困っています。

技術派遣の営業をしていたときに、受け入れを断られたことがあったのですが、年齢・性別で断られたり、受け入れ条件が最初から年齢・性別で提示されることが多かったです。

その次に多かったのが、コミュニケーションでした。技術派遣ということもあって、その次に来るのがスキルがマッチングしないことでした。

コミュニケーションが取れれば、外国籍でも採用してくれることが良くありました。たいてい日本語検定で1級や2級の方たちでした。いわゆるN1、N2といわれるやつですね。

とうとうコミュ障だと外国人にすら負ける、なんていう時代が来てしましましたね……。そもそも日本に来る外国人技術者のレベルが高いというのもありますが……。なぜそんなに日本が好きなのだろうか……と会社を辞めた今でも疑問に思っています。

とりあえずコミュ力を磨くのが大切なんでしょうね。それができたら苦労はしないんですけど。大切なのはコミュ力があることよりも、相手に「コミュ力がある」と思わせることです。

派遣営業時代、業務打ち合わせに行く派遣社員の方々に、受け入れを拒否されないようにコミュニケーションのアドバイスをしていました。

  • 話すとき、相手の話を聞くときは目を合わせる
  • 話を聞くときは相づちを打つ
  • 話すのが苦手(よく噛む、どもってしまう、滑舌が悪い)なら、ゆっくり話すように心がける
  • 15秒~30秒以内で簡潔に話すようにする(CMより長い時間はなるべく話さないようにする)
  • 何かにつけて挨拶、お礼をする
  • きょろきょろしない、体を動かしすぎない

この辺りはなるべく気を付けてもらうようにお願いしていました。よくコミュニケーションの本や心理学、面接対策の本にも書かれている基本的な内容です。

営業の方や管理者・マネージャーの方とも相談してみて、どうすればコミュニケーションをよくできるか、改善していきましょう。

50代後半でも派遣として受け入れ先が見つかる方は一定数います。そのような方たちの特徴として、コミュニケーションが取れる、ということです。

見た目や雰囲気は落ち着いていたり、暗い方もいますが、話してみると気さくな方が多かったです。中には派遣先で「お父さん」と呼ばれて仲良く仕事している方もいました。

コミュ力は年齢をカバーするということかもしれません。

また、事務派遣だとコミュ力や年齢をより厳しくみられます。販売であればベテランの方もまだいますが、年齢やコミュ力で仕事が見つからない、うまくいかないという方は軽作業や製造の派遣に転職してみるのもよいかもしれません。

そもそも、私のようなコミュ障ならコミュニケーションをとらなくてもいい職場に行けばいいっていことですよね。 

私が勤めていた製造派遣なら超人手不足・しゃべらなくていい作業や検査ばかりなのでコミュ障でも採用してくれます! しかもだいたい正社員・社宅補助ありで。

問題は、一度慣れるともうコミュニケーションが必要になる職場に戻りたくなくなることですが……。

2位・3位「仕事の正確性」「業界知識」! 結局派遣も正社員も求められるのは同じってことですね……

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先ほどの日本人材ニュースの続きを引用しましょう。

続いて、「仕事の正確性・確実性」、「業界知識」など、いわゆる就業基礎力に関する回答が多くみられた。


日本人材ニュース | 派遣先担当者の5割超は、“派遣社員の評価は難しい“ 2017年5月24日

ということだそうです。結局新卒就活でも転職でも変わらない結果ですね。「そんな能力があったら正社員で働いてるよ!」って思った方も多いんじゃないでしょうか。私もそう思っています。

私の派遣営業時代や工場勤務時代を思うと、この項目は若干疑問でもあります。顧客からの受注のときにあまりそのような項目がなかったからです。面接など、入社以前ではわかりにくい項目だからなのでしょう。

また、アンケートなので、質問文などにも左右されるでしょうし、実際に発注するときとはまた違う考えで回答しているということもあるかもしれません。

いずれにしろ、「仕事の正確性・確実性」、「業界知識」が大切ということです。

おそらく派遣会社によっては自分の経歴やスキルを書くシートなどがあると思います。記入する際、自分のスキルとして「仕事の正確性・確実性」、「業界知識」をアピールしましょう。

職務経歴書やスキルシート、キャリアシートなど、名前は会社によって違うかもしれませんが……。

多くの場合、そのシートなどをもとにして顧客先に誰を派遣するか決めます。そのシートは顧客にも見せる場合があるのです。名前や電話番号などの個人情報をわからない状態にしたうえでですが……。

なので、スキルシートにしっかりと「仕事の正確性・確実性」、「業界知識」をアピールしましょう。

必要があれば、営業の方とも相談して、内容や自分のスキルを見直してみるのもよいかもしれませんね。

まとめ

もう派遣でも採用されなくなってきた……と悩んだら、まずはコミュニケーションやアピールポイントを変えてみるのが良いでしょう。

多くの派遣会社の場合は担当営業の方がいるはずなので、その方にどうすればいいか、どこを変えていけばいいか相談してみるのもよいかもしれません。

営業側としても、派遣の方がよりスキルを身に着けたり、就業しやすくなると売上にも評価にもつながるのでそういう相談は積極的に受けてくれるはずです。

逆に、営業の方が忙しくて相談に乗ってくれなかったり、協力的ではないのであれば、他の派遣会社に行くのもよいかもしれません。

おそらく相談になかなか乗ってくれない営業の方の元にいても、仕事もすぐには見つけてくれないでしょうし、フォローも期待できないでしょう。

大手なら営業も多く、サポートもしてくれますし、案件が多いこともあって仕事が見つかりやすいです。

特に、人手不足の製造派遣や工場の事務・研究補助などであれば事務系職種の方や未経験の方をたくさん募集しており、すぐにお仕事を紹介してもらえるでしょう。

製造派遣業界が技術派遣や事務派遣と違うのは、たいてい営業の方とは別に専任の管理者・マネージャーの方がいて、フォローしてくれます。

技術派遣や製造派遣は未経験の方が大半で、単価を上げ、売上をよくするために営業とは別の人事部門による研修などを行う会社が多いです。

このような会社・業界のほうが事務スキルや他のスキルも磨けますし、給与も上がるので、興味がある方は転職してみるのもよいかもしれませんね。

私の勤めていた技術派遣の会社にも前職が事務や飲食、販売という方が多かったです。今の派遣先で困っている方は、人手不足の今のうちに、転職してみましょう。

引用文献

株式会社日本人材ニュース社  日本人材ニュースonline 派遣先担当者の5割超は、“派遣社員の評価は難しい“ 2017年5月24日 http://jinzainews.net/articles/LiMjW