派遣から正社員になりたい方必見! 40代・職歴なしでもなれる方法 将来も安心!
「派遣から正社員になりたい!」派遣で働いていると、一度はそう思った人のほうが多いのでしょう。後半では年齢や職種別に細かく見ていきますが、
- 転職して正社員になる
- 派遣先に正規雇用として転籍。
が結論です。
私も工場で事務系の仕事をしていたのですが、「工場ワークス」や「工場求人ナビ」などではそこそこいい職場・条件ですぐに就職できる求人は多いです。工場や工場での生産事務の案件が多いので、事務や倉庫、食品加工・工場の経験がある人は比較的正社員になりやすいです。
ものづくり業界で未経験から正社員【工場ワークス】工場系シゴト情報求人サイト「工場求人ナビ」

特にExcelが使える、フォークリフトや玉掛けの資格がある、工場内での勤務、工具や各種機器の利用経験がある方は格段に正社員になりやすいです。時代が変わった今、そういう方は逆に貴重な存在なのです。
派遣から正社員になりたいなら若いうちがチャンス!
先ほども書いた通り、派遣から正社員になるには2つの方法があります。
- 転職して正社員になる
- 派遣先に正規雇用として転籍。
20~30代の若い方なら、今派遣で働いていても将来には困りません。正社員になるにしても、いい条件の派遣先を探すにしても若いというだけで困ることはないでしょう。
今の派遣先に正社員として転籍するのを狙ってもよいでしょう。
正社員としての職歴がなくても、未経験大歓迎の求人なら問題なく採用されます。
実際求人を検索していただければたくさんあるので、未経験大歓迎、職歴不問などのキーワードで検索してみるのもよいかもしれません。
最近ではフリーターなどの非正規雇用やニートから正社員になりたい人のために特化した求人サイトもあるので、そのようなサイトから探してみるのもよいでしょう。
また、意外と役に立つのがハローワーク。無料ですし、土曜日でも営業しているところも多いので、まずは相談してみるのが良いでしょう。
求人紹介だけでなく、履歴書の添削や面接練習などもしてくれます。
また、「紹介予定派遣」というものもあります。「一定期間派遣社員として働いて、お互い合意できれば派遣先に正社員として就業する」という制度です。
期間や契約などに関しては法律によって定められており、その法律で決められた手続きに従って勤務、もしくはお客様の会社へ正社員として転職、という形になります。
絶対に正社員として雇ってもらえるという保証はないですが、法律で定められていることもあって、この制度を利用した場合、正社員として雇用されやすくなります。
営業の人に頼んで、紹介予定派遣を利用しようとしている企業に配属してもらえるよう事前に頼んでおくのが良いでしょう。
「正社員としての職歴がない……」という方は転職エージェントを使うといいでしょう。
リクルートエージェントやマイナビエージェントを使えば面接の練習や履歴書の添削もしてくれますし、企業への売り込みや、採用見込みの高い企業を探してくれます。
もう若くない。スキルもない。なら無期雇用派遣で正社員へ!
そろそろアラサー、アラサーどころかアラフォー……という方も多いと思います。確かに年齢とともに正社員での就職は難しくなってきます。高収入なんて夢のまた夢……
しかし、「正社員で雇用して派遣する」、という変わった会社も最近は増えています。いわゆる無期雇用派遣といわれているものです。
どこかの会社に配属されての就業となるのですが、派遣元との会社からは正社員として雇用されます。
もちろん、すべての会社が正社員として雇用しているわけではありません、あくまでも”無期”、期間の定めなく雇用するというだけで、絶対正社員とは限らないので、応募するときは必ず求人を確認するようにしましょう。
年齢やスキルが不安な方は、ますは無期雇用の会社に転職してから、ちゃんとした正社員を目指すというが現実的だと私は思っています。
稼げるとまではいかなくても、安定した収入を手に入れることもできます。
理由としては、
- スキルなし
- 正社員としての職歴なし
- 40代~50代
すべてそろっていても採用してくれる会社が多いからです。
「そんな会社あるの?」と思った方も多いでしょう。しかし、正社員として雇用することで、会社としては下記のようなメリットがあります。
- 安定していると、派遣されている従業員の方々も安心してやめにくくなる。
- 従業員のモチベーションが上がるので、やめにくくなる。
- 離職率が下がることで、スキルを身に着けることができる
- すぐに辞めないし、スキルのある従業員を派遣できるので高収益が見込め、単価も上げてもらいやすい
- 単価が上がるので、給料も上げることができるし、その結果モチベーションも上がる。
正社員として雇用する、というリスクが会社にはありますが、高い単価を生み出し、レベルの高い従業員を増やせるため、最近はこのような無期雇用の会社が増え、急成長しているのです。
「正社員って言っても実際は派遣でしょ?」と思った方も少なくないかもしれません。でも、普通の派遣と比べればメリットが多くあります。いくつか見ていきましょう。
- 正社員として採用されているため、法的にリストラされにくい
- 契約が終わっても正社員として派遣元から雇用されているので給料がでる(満額出るところもあれば休職扱いとなり6割支給になるところもあります)
- 普通の派遣会社よりも昇給されやすい
- ボーナスや業績報奨金が出る企業も多い
いかがですか? 契約が終われば無職になってしまう普通の派遣よりは非常に安定しています。それに、安定して一つの配属先で長く就業できるので、将来設計も比較的しやすいですし、スキルを身に着けやすいので、配属先の会社に転籍できる可能性も高くなります。
無期雇用であることの良い点は、よほどのことがないとリストラされることがないことです。
一般的な派遣だと景気が悪くなればすぐに契約を切られてしまいますし、なかなか仕事を紹介してもらえないことも多いです。
しかし、無期雇用派遣の場合だと、契約が終わっても、そう簡単にはリストラされません。不当解雇だと訴えられない程度には、他に契約できる仕事を紹介する努力をしないと、合法的にリストラすることができないのです(その結果、私の勤めていた会社では、派遣先の見つからない社員への給与の支払で会社の業績を悪化させていましたが……)。
しかも、一番いいのが、比較的年齢が高くても採用してくれることが多いことです。普通の会社が若い人を欲しがるのは、30年~40年の長い間働いてくれる人を探しているからです。
しかし、無期雇用派遣は、プロジェクトごと、または1年~10年の派遣を前提としています。契約が終われば、また新しいプロジェクト・案件が終了するまで、もしくは1年~10年の契約をすることになります。これを繰り返していくだけなので、若い人である必要はないのです。
実際、私が勤めていた無期雇用の会社では35歳以上から59歳までの方が半数を占めていました。そして、この年齢でも、派遣先の会社に転籍される方は少ないですがいました。
50代ならではの経験や威厳を活かして、リーダーになったり、他の社員やアルバイトの方の教育を頑張っていた方は、お客先からも評価されやすく、正社員として来てほしいという話も多くありました。
他にも、担当営業の方に頼んで紹介予定派遣の案件を紹介してもらうというのも手です。そのためにも、普段からアピールできるようなスキルや経験を身に着け、営業の方や配属先との関係を良好にするためのコミュニケーションを普段から心がけましょう。
ただし、正社員だけど、稼げる高収入な条件ではないこともたまにありました。条件などはよく確認しておくのがよいでしょう。正社員として採用してくれるだけで、条件は何も変わらないということもあります。
「じゃあ、無期雇用の会社ってどこで探せばいいの?」と思った方も多いはず。こちらもリクナビやマイナビなどのサイトで検索すれば見つかることが多いです。未経験大歓迎や職歴未経験OKなどのキーワードで検索すれば見つかることが多いです。ありがちなのが、
工場などの製造派遣だと「月収35万円」「未経験でも高収入」「稼げる」などの求人広告、事務系だと「提示で帰れる」「事務」「自由に働ける」などの求人広告が多いので、そのようなワードで検索してみるとよいでしょう。
たいていの場合、その業界や職種、条件に特化した求人サイトを利用したほうが見つけやすいです。なので無期雇用派遣の求人が多いサイトを利用すると見つけやすいです。「工場求人ナビ」だと寮費無料や入社祝い金で10万円や30万円もらえるときもあるのでいろいろ探してみるとよいでしょう。
高収入や寮完備のシゴトが満載!工場系シゴト情報求人サイト「工場求人ナビ」

紹介予定派遣も行っている無期雇用派遣もあるので、もしそのような案件があれば積極的に挑戦しましょう。
無期雇用派遣のデメリットとしては、安定することで派遣ではない正社員になろうという意欲がなくなってしまうことです。
社会的には正社員ですし、社会保険にも当然入れます。給与も非正規雇用の派遣と比べてよいことが多いので、満足してしまう人も多いのです。
もちろん、無期雇用派遣でたくさんの職場を経験し、スキルを磨いたり、その会社のメンバーと今の仕事を大切にしていきたいという方もいらっしゃいます。下手にブラック企業の正社員になるよりも良いでしょう。
しかし、本当に派遣ではない正社員を目指すのであれば、そのことを忘れずに満足せず頑張りましょう。
技術系で手に職つける!? 工場でガッツリ稼ぐ!? 派遣の良さを活かそう!
「正社員としての転職は考えてない……けど稼ぎたい!」という方は技術系・工場派遣が良いでしょう。工場の中でも自動車業界は年収400~500万円を超えるところもあります!
しかし、自動車業界は、きつい現場に遭遇してしまうこともしばしばあります。きつい現場や楽な現場、会社の情報、さらには寮の情報まで調べると出てくることが多いので興味がある方は稼げるかどうか、環境はどうなのかいろいろ調べてから応募することをおすすめします。
また、自動車製造では、年齢や体力、健康状態をとても重視します。50代になると採用されるのも、仕事を続けていくのもさすがに厳しいです。
年齢を問わずに採用してくれるのが半導体工場。私のいた会社でも、50代後半の方々は、職歴や資格がなくても採用してくれる半導体工場で働くことが多かったです。
工場の中でも、半導体工場は自動車製造工場の次に高収入なことが多いです。元々電子部品や半導体業界はハイリスク・ハイリターンな業界。なので、売上につながるなら給料だって設備投資だってガンガンお金を出すというスタンスの業界です。
そのため、業務内容の割には稼げるところが多いです。寮、もしくは社宅補助ありで月収35万円などの求人もよく出ています。
また、工場派遣は作業が多く、コミュニケーションをとることが少ない仕事です。人と話していないとつらいという人には不向きかもしれませんが、人と話すのが苦手な人にはとても向いています。
私も半導体工場に派遣で勤務していたことがあるのですが、ショッピングモールぐらいの広さの工場の中に、たくさんの大きな装置が置いてあり、視界には人がいないという状態でした。同じ工場内に先輩たちがいるので、探してわからないことを聞きに行ったりすることはあるのですが、それ以外はほとんど人と話さずに黙々と仕事をしていました。
また、工場の仕事は、単純作業をいくつか組み合わせた仕事が多いので、仕事が覚えやすく、未経験の人でも始めやすいというのが良い点です。
検査や品質管理だと体力を使わないことが多く、女性がリーダーを務めている工場もあります。自動車工場よりは年収も少ないですが、事務と比べると高い傾向にあります。
技術系の場合は、部品の設計や研究の補助、装置のメンテナンスなどが多いです。「私が技術者になんてなれるの?」と思う方も多いでしょう。ですが派遣なので、いきなり重要でレベルの高い業務を任されることはめったにありません。どちらかというと技術サポートになります。
研究補助の場合だと研究結果の資料作成やマニュアルの作成など、事務的なスキルが求められることも多いです。今までExcelやWordなどを使って事務をしてきた方には向いている職場とも言えます。
メンテナンスであれば、工具を用いて装置を修理したりすることがメインの業務になります。事務仕事より手や体を動かす仕事のほうがいいという方や、機械やメカなどに興味がある方に向いています。
メンテナンス業務に従事している方は工具や設備、電気、設計図などにかかわることが多く、電気工事士などの資格を取ってスキルアップしていく方が派遣の中でも多くいらっしゃいます。資格を活かして独立したり、大手のカスタマーサービスのエンジニア(めちゃくちゃ適当にいうと“修理する人”)に転職する方もいます。私の知る限りだと、なんだかんだで一番安定している気がします。
CADと呼ばれるソフトなどを用いて、部品や建物などの設計をするものもあります。車などの現代の家電製品・装置は大量の部品から成り立っており、小さなねじやボタン、配線なども一つ一つ設計していかなければなりません。
しかし、現在では設計スキルを持つ人が多くないため、技術派遣で何とか間に合わせている会社が多いです。そのため、未経験でもなりやすいのが現状です。
これは技術系全体に言えることですが、専門的なスキル・経験を持っている方は重宝され、稼げます。私が勤めていた会社では、50代で年収が600万円の方も、多くはないですが一定数いました。
他にも某大手自動車メーカーのテストドライバーなど、車好きにはたまらない配属先もありますが、勤務地や求人数が非常に限られているので、なかなかお目にかかれないのが現状です。
工場・技術派遣の多くは無期雇用の会社であることが多いので、やはりここでもリクルートエージェントやマイナビエージェントも活用して探すのが良いでしょう。もちろんリクナビネクストやマイナビから検索しても見つかります。
他にも会社の収入などをランキング別に紹介しているサイトなどもあるので、ネットで色々調べてみるのもいいでしょう。
事務仕事が良い人は事務派遣! けどなるのはとても難しい……
事務仕事が良い、前職も事務だったから次も事務で……と考えている方は多いと思います。
しかし、現在事務職は正社員・派遣問わず求人が非常に少なくなっています。それなのに応募者が減ることはなかなかなく、職種別求人倍率で見るとかなり低いです。
事務職は今やなるのが難しい仕事なのです。それなのに、給与が低いことも多いです。
事務職になりたい方は、工場事務や、施工管理補助、研究事務などの、少し違った事務職を受けてみるのもよいでしょう。
また、事務職としてはExcelなどは必須になります。そのためにも基本的な関数やマクロなどを使えるようにしておきましょう。
まとめ
将来が不安でも、未来を明るくする方法はたくさんあります。私自身も派遣で働いていた時はそうでしたが、多くの方が知らないだけで、本当は派遣社員でも全然稼げる道もありますし、いい条件で働くことができます。今将来が不安な方は、まずは行動するところから始めましょう!
私の勤めてきた会社で働いている人の多くに「正社員になりたいけど私は正社員になれない……」と思っている方が多くいらっしゃいました。
たしかに、就職氷河期やリーマンショックの時はそうだったかもしれません。私の上司や先輩方にも、不景気で会社が倒産し、無職になったり、フリーターをしていたという方もいました。
しかし、現在は正社員として、管理職として働いています。それでもチャンスをつかめれば正社員にはなれるのです。
応募するかしないか、日々面接や履歴書でアピールできる何かを身に着けられるように一歩ずつ頑張ることで道はぐっと近づきます。
あなたもそのチャンスをつかみ取ってください。
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