人見知り・コミュニケーションが苦手な人に向いてる仕事って? 未経験でもOKな技術職!

2019年6月21日

「もう誰ともかかわらずにできる仕事に転職したい……」っていう人、多いと思います。でも正社員で就職しようとすると、コミュニケーションという大きな壁が立ちはだかります。

コミュニケーションが苦手だと、誤解を招いてしまったりうまく伝えられず、結果的に仕事がうまくいかなかったり、誰かを怒らせてしまったり、結構さんざんな目にあったりすることもありました。

技術職といわれると何だか難しそう……と感じる人も多いかもしれませんが、今の製造業はたいてい機械により自動化されています。

なので、人間はその機械を管理するのが仕事です。私が半導体工場にいたときは、「おはようございます」と「お疲れ様です」しか言わないで仕事が終わるときもありました。

人と会話せず、一人で仕事ができるという環境は私にとって自由で快適な時間でした。今でもあのときはよかったな……と思うことがあります。

人材・半導体業界で営業や求人広告の制作に携わってきた私が知る範囲で、コミュニケーションをあまり必要としない技術職をご紹介します。

仕事相手は人じゃなくてモノ! 検査のお仕事

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不良品が混じっていないかを確かめる仕事です。会社によっては品質管理や品質保証などの部門の中にあることが多いです。

ただし、品質保証や品質管理の場合、外部の人や内部の他部署に人たちと連携して仕事を進めることもあります。

品質管理では、より品質を上げ、不良品が出ないようにするため、他部署と連携して仕事をすることも多いです。

品質保証では、顧客の求める水準のものが作れるか、作れたとして、品質が保証されているかどうか、どう保証するのか、他部署の人や顧客とコミュニケーションをとりながら仕事をしていきます。

なので、なるべく品質保証・品質管理部門の中の【検査】のお仕事なのかどうか、事前に調べてから応募するのがいいでしょう。

仕事内容としては、様々な装置や工具などを用いて、製品が設計通りにできているかをチェックします。なので、人と関わることはなく、装置や部品、検査のデータと向き合うことが多いです。

部品工場などで、目視検査で部品にキズなどの不良品がないかを見る作業があるところもあります。こちらの場合は、病気等で視力に問題があると業務に支障をきたすので要チェックです。

多くの部品や検査データの中から不良品を見逃さないようにするため、小さな間違いを見逃さない気付く能力や集中力が必要になります。

また、検査データをまとめたり、パソコンなどに入力する業務もあることが多いので、簡単なPCスキルもあるとよいです。

QCなどの品質管理の知識があるとより効率よく業務をこなせるようになったり、意欲や知識が評価されるので、興味がある方は勉強するとよいでしょう。

ライン工、装置のオペレーターから職人まで! 製造のお仕事

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ライン工は人と話さなくてもできる仕事として知名度は高い方かと思います。とは言っても人と話すことが多い製造のお仕事もあります。

作るものが顧客に合わせた、オーダーメイドのものであれば、作るたびに設計内容・製造内容の共有・確認など、他部署とのコミュニケーションが発生することがあります。

他にも、品質保証や品質管理、生産技術の人たちと、どうすれば品質を向上できるか、日々協力しながら製造している工場もあります。

どのように仕事を進めていくのか、他部署とのやり取りがどれぐらい活発なのか面接の段階で聞くのが一番良いです。

また、なるべく同じ製品を、同じ作業を繰り返して作る工場を選んだ方がコミュニケーションも少なくて済むので、何を作る工場なのか事前にねっとなどで調べてみるとよいでしょう。

機械いじりが好きな方に!メンテナンスのお仕事

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メンテナンスといってもビルメンテナンスもあれば家電のメンテナンス、産業用装置のメンテナンス、車のメンテナンスなど、様々なものがあります。

ビルメンテナンスも人とのコミュニケーションが多くないことで知られていますが、そのほかにも産業用装置などの大型装置のメンテナンスも、コミュニケーションをとることが少ないです

様々な工具や測定器具を使って、装置が故障しないように定期メンテナンスを行ったり、故障時の緊急対応などを行うことになります。

たいてい人と話すのは、お客さんに挨拶して、どの装置がメンテナンス対象装置なのか確認するとき、メンテナンスが終わったら最後に確認や業務完了のサインをいただくときだけです。

基本的な説明や契約などは、営業の方が事前にお客様へ説明していることが多いです。また、フォローやアフターサービスなども営業の方が窓口になっていることが多いので、メンテナンス担当からお客様へ話すことはあまり多くありません。

家電や家庭用ガス、アンテナ、有線のネットワーク回線など、一般家庭へ訪問することが多いと、一日に多くのお客様のもとを回ったり、故障の原因などを詳しく聞いたり、契約などの説明が必要となり、人と話すことが多くなってしまいます。

まとめ

技術職以外の仕事を経験したことがある私からすると、技術職は人と話すことが少ないと今でも思います。また、一般のお客様でなく、法人のお客様(いわゆるB to B)であることが多いので、相手も感情的になったり、必要以上のコミュニケーションを求めてくることがありません。

コミュニケーションが苦手な方には本当におすすめな仕事です。興味がある方は調べてみるといいでしょう。